~ジョン・ラッテンベリー②~

ジョン・ラッテンンベリー


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美しい自然との対話


ジョン・ラッテンベリー画伯は13歳の頃には動物と風景画を油彩で描きはじめ、当時の美術講師にメディアの使い方などを熱心に学び、絵の世界の奥深さを感じ益々興味を持って行った。油彩以外にも水彩、チョーク、スクラッチボード、彫刻といったメディアにも挑戦し、自分に最も合っているのはアクリル技法であると、徐々にスタイルを確立する。学生時代から数々の賞を受賞しながら自分の作品を表現するためさまざまな技法を学んでいった。

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一方、ジョン・ラッテンベリー画伯の双子の兄弟ティムは、アートより機械的なものが大好きだった。二人の兄弟は見た目も性格も見分けがつかない程そっくりだったが、いつも絵を描いているのがジョンで、メカをいじっているのがティム、といった具合にすれば、周りの友達も間違えなかったという。現在、画家になったジョンに対しティムは技術者になっているというのも、それぞれ個性の強さと、夢に向かう集中力の高さがうかがえるだろう。美しい自然に囲まれた環境で、スケッチブックを抱えて出かけるのは画伯の日課となり、その風景画はますます好評を得ていく。


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